展示企画「岡崎拡張現実茶屋」に向けて、いろいろと準備を進めております!
今回題材にするのは「岡崎の近代の風景」ということで、調べものから始めています。
『参陽商工便覧』という資料がありまして、明治21年(1888)に発行されたものです。
三河地域の商業・工業に関するお店等が掲載されています。
載っているお店の種類も様々で、岡崎市の場合ですと、石製品の制作・販売のような江戸時代から続く伝統的な産業もあれば、病院や西洋雑貨販売など明治時代になって新しく根付いたであろう業種もあります。
それぞれのお店がどこにあるのか、地図上でおおまかな場所に目星をつけるだけでも結構な作業です。
町名と字までしか所在地の記載がない場合がほとんどで、現在は存在しない町名も出てきます。
場所の特定には、明治頃の地籍図を使って調べていく必要がありそうです。資料がデジタル化されていれば楽ですが、ざっと調べたところではなさそうです…。
ということで、夏休みの宿題に励む学生諸君よろしく、図書館に通う日々が始まりそうです。