足助 中馬のおひなさん

先日、豊田市足助町で開催中の中馬のおひなさんへ行ってきました。
ニュース等で放送されているのでご存知の方も多いと思いますが、中馬のおひなさんでは、足助のそれぞれのお家に伝わるひな人形を展示しています。
歴史ある町家と蔵が続く町並みと相まって、懐かしくも華やかな雰囲気です。

実は私、足助町並みサポーターとして活動していまして、この日もサポーター活動で足助にいました。サポーターになったきっかけは本当に偶然なんですが、活動していくうちに岡崎と足助のつながりを知ることも多く、いろいろなことを楽しく学んでいます。

さて今回のイベントは、小出家の特別公開です。

小出家は、香嵐渓から旧街道を東に15分程度歩いたところに建っています。
江戸時代の豪商のお家で、お酒や味噌などの醸造業で栄えた立派なお家です。
建築年は安永4年(1775)以前か?と推定されている、足助の町並みの中でも最も古い建物の1つです。
足助の町は安永4年の大火でほとんどの建物が焼失してしまっていて、現存するのは大火の後に建てられた建物が大半なので、大火以前の建物は貴重なんですよ。
現在の感覚からすると足助の町のはずれにありますが、江戸時代は川沿いに街道が通っていたので、お茶室や座敷、蔵などが川に面して建っています。現在もご当主の方がお住まいなので、普段は非公開ですが、町並みサポーターの活動にご理解をいただき、イベント時には特別に一部公開してくださっています。実は地元の方でもなかなかお邪魔できない、貴重な機会なんです。

今回のイベントでは、小出家に伝わるひな人形と昔の道具類が展示してあるお座敷で、説明と工作スペースをサポーターで担当しています。
工作スペースでは、折り紙やスタンプ、ぬりえが楽しめます。なんとスタンプは足助にちなんだオリジナルの図柄で、消ゴムはんこは私が彫りました(・´ー・`)どやぁ
お蔭様で好評です。がんばったんだよ。

さらにお隣の茶室では、椙山女学園大学の学生さんによるインスタレーションが展示されています。
詳しいことはぜひ、現地で学生さんから聞いてみてください!
茶室に日が射すと一番きれいに見えるので、午前中~お昼頃に見るのがおすすめです!
また学生さんの作品は、修理工事中の紙屋鈴木家の工事用囲いを使ったものもあります。
写真で使っているのはこちらになります。
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小出家の特別公開イベントは、今週末の24日、25日で終了です。
ぜひ足助へお越しください~!